2015/12/24

インターンを始めて~伏木編~


はじめまして。先月からインターンをしている伏木水紀(ふせぎみずき)です。
現在大学3年生で、ゼミでは社会学や統計学を学んでいます。

こうして学部生の私にも責任ある仕事を任せて頂き、様々な経験ができるアムネスティでのインターンは、本当に貴重な経験だなあ…と感じています。
今はキャンペーン担当のインターンとして、主にWeb運用のお手伝いをしています。


私は以前から国際協力やNGOの活動に興味があり、東南アジアを中心に様々な国へ自ら足を運んできました。
ラオスでは、小学校で身体測定のお手伝いをしました。

途上国に行くと、日本では見られない様々な問題を目の当たりにしますが、
“人権問題”はその根底にあるような、目を背けられない問題のひとつに感じます。

1番印象に残っているのは、スタディツアーで訪問したフィリピンのNGOが運営する女性保護施設で出会ったお母さんたちです。そこではいわゆる日本の“フィリピンパブ”で働かされ、日本人との間に子供を持つお母さんたちがいました。

涙ながらに話す彼女たちの過酷な経験に大きなショックを受けましたが、
何よりも印象に残ったのはお母さんたちの強さです。


スタディツアー参加者からの「日本人のことが好きですか?」という質問に

「なぜそんなこと聞くの?私は日本人が大好きよ。」

「なのになぜ、日本人は私たちをひどく扱い、差別するの…?」

と答えたお母さん。
人権問題は私のごく身近にもある、とても大きな問題だと感じました。


インターンをする中で、日々世界中で起こっている様々な人権問題に触れます。
より多くの人が世界の人権問題を知り、今も問題と闘う人たちに少しでも寄り添えるよう、インターンとして頑張りたいと思います!
フィリピンでは、ゴミ山で暮らす子どもたちに出会いました。

伏木

2015/12/16

インターンを始めて~廣原編~

こんにちは、インターンの廣原(ひろはら)と申します。


今年の10月よりアムネスティ日本事務所でインターンをしています。
大学を卒業後、民間企業で4年ほど働いていたのですが、来年から大学院に行くことを決意し、退職しました。
大学院に行くまでの間、もともと興味を持っていた国際協力の分野で何か活動したいなと思い、アムネスティに参加しました。


今日は、インターンが日々触れている、「緊急行動(Urgent Action)」の活動について書きます。

学生の頃の私は、アムネスティインターナショナルの活動というと、「アウンサンスーチーさん解放」のイメージを持っていました。
スーチーさんの演説、ミャンマーの人びとの熱烈な支持、そして彼女を解放せよという世界中からの訴えは、ニュースで度々目にし、印象に残るものでした。



2010年にスーチーさんは解放されたわけですが、彼女のように理不尽に投獄される人びとが、現在も世界中に沢山います。
そして、アムネスティでインターンをしていると、そんなケースが日々発生し続けているということを実感します。

アムネスティの活動の一つとして、罪もなく捕われた「良心の囚人」を解放する、という活動があります。
「良心の囚人」をはじめとする人権侵害の情報は「緊急行動(UA)」というレポートの形で各関係者に毎日のように発信されます。
そのUAの内容を職員さんたちにシェアするというのが、インターンのお仕事の一つになっています。

ここ最近見た中でも、バーレーン、中国、アンゴラ、パレスチナ、バングラデシュなどの人びとが、罪もないのに拘束され、家族から引き離され、時には拷問を受けている。
中には状況が余りにも苛酷で、怒りを覚えたり、落ち込んでしまうような内容のレポートもあります。
でも、そういった事実に目を背けないことが、大事なのだと思います。


・・・と、少し重苦しくなってしまいましたが、インターンのお仕事は楽しいことも沢山ありますよ!

なによりも、「世界がもっとよい方向に行くように」と願っている普通の人達が、国境も越えて一緒にアクションする、
そんなポジティブでちょっと感動的な出来事を、アムネスティでは沢山見ることができます。



廣原

良心の囚人について

UA(緊急行動)について




全国スピーキングツアーで南アフリカのLGBTI活動家が来日! ~私がファドツァイさんと過ごした日々~


こんにちは!インターンの萩原です。
今日は、全国スピーキングツアー2015「自分らしい性を生きる~LGBTIの『私』が命をかける理由~」のゲストとして来日したファドツァイ・ミュパルツァさんと、私がファドツァイさんと過ごした日々のことを書かせていただきます。


アムネスティ日本では、世界のさまざまな人権課題を日本の人びとに伝えるために、2年に一度、全国スピーキングツアーを行っています。海外から活動家や人権侵害の被害者を招き、彼らに自身の取り組みや経験について全国各地で講演してもらうという企画です。

今年は、10月1日〜10月22日にかけて、南アフリカからLGBTI活動家のファドツァイ・ミュパルツァさんが来日し、全国7カ所を巡りました。
全国スピーキングツアー2015のゲスト、
ファドツァイ・ミュパルツァさん

   「LGBTI」

最近、ニュースの報道などでもよく使われるようになったこの言葉。みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

これは、下記の頭文字をとった言葉です。

 L : レズビアン(性的指向が女性に向く女性)
 G : ゲイ(性的指向が男性に向く男性)
 B : バイセクシュアル (性的指向に男女の区別がない人)
 T : トランスジェンダー(生物学的・社会的性別とは一致しない、または囚われない生き方を選ぶ人。性同一障がいの方を含むこともある)
 I : インターセックス(性染色体や生殖器の形態等が典型的な性別と断定しにくい人)



「性」の枠や感じ方などが、多数派が当たり前と考えている“常識”と違う。

ただそれだけで、差別され、理不尽な暴力を受ける人びとが世界中にいます。ファドツァイさんは、こうした人たちの権利を守るために、アフリカ連合や国連への政策提言や被害者のサポートをしています。

ファドツァイさんが活動する南アフリカは、憲法で性的指向や性自認に基づく差別禁止を明記し、法律で同性婚を認めるなど、世界の中でもLGBTIの人びとを守る法整備が進んでいる国の一つです。

しかし、植民地時代に、西洋からもたらされた思想により、社会・人びとの中に同性愛を嫌悪し、LGBTIの人びとを差別する心が根強く残っています。彼らが街中で差別的な言葉を投げかけられることは日常茶飯時、活動家が殺されたこともあります。ファドツァイさん自身、当事者であり、LGBTI活動家であるという理由から、何度もひどい言葉を投げかけられたといいます。自分や家族に対する脅迫や警察から監視を受けた経験もあります。




私は、こんなファドツァイと、日本滞在中の約一カ月を一緒に過ごしました。各地の講演では、鋭い活動家の眼差しを向け、ファドツァイさんは、穏やかに、でも熱い心で、自身の生い立ちや活動内容、思いについて話していました。

今日は、せっかくなので、私が講演外で見たファドツァイさんの「意外な」一面を紹介したいと思います。
成田空港でお出迎え
まずは、一日目。ファドツァイさんを迎えに成田空港へ。
厳しい中で活動しているファドツァイさんとは一体どんな人なのか、私は少し緊張していました。

   “Hello” 

現れたファドツァイさんは、久しぶりに会う友だちに挨拶する感じ。想像したよりもフレンドリーな印象に、心の緊張もほぐされました。「フライトは長くて、とても疲れた」といいながら喫煙室に向かう姿は、大股でゆったりし、気負いのない様子です。




そしてここから、怒涛の日々が始まります。
翌日には新聞社の取材、アムネスティ事務所での交流会にはじまり、間髪いれずに講演や企業向けセミナーの毎日!ファドツァイさんは、苦手なコーヒーで眠気を覚ましながら、超ハードスケジュールをこなしていました。

そんな中、観光にも行きました。
ファドツァイさんは実は日本のアニメが大好き!秋葉原のアニメショップへ買い物にいきました。若者カルチャーに興味を持っていて、プリクラも一緒に撮りました。日本の高機能なプリクラ機にとても驚いていて、目がアニメのようにクリクリしたプリクラを見て、大笑いしていました(笑)。

ファドツァイさんと一緒に撮ったプリクラ


ファドツァイさんはどこにいても、誰を目の前にしても、常に相手と同じ目線で話をなさる人でした。「私は活動家です」と威張ることなく、ただ「ファドツァイ・ミュパルツァ」という一人の人間として、私そして日本の人たちと接していました。


   私は私でありたい。
     自分が何者であるかについて、一つの枠に当てはめるようなことはしたくない


これは、ファドツァイさんとの会話の中で、私が最も印象に残った言葉です。
いったい世界でどれ程の人が、「私は私である」と言えるでしょうか。
そのために、自分であるために、どれほどの人が長く厳しい道のりを歩んでいるのでしょうか。この言葉は、人権を考えるとき、大きなヒントになるのかも、と思いました。


私は、ファドツァイさんに出会ったことで、「多様な人と関わり、多様な考えを知りたい」という思いがさらに強くなりました。ファドツァイさんと出会った多くの人が同じように思ったのではないでしょうか。

ファドツァイさん!ありがとうございます。またお会いできますように。


ファドツァイさんとアムネスティスタッフのみなさん




萩原

2015/12/02

イベント企画運営ボランティア、只今、フル回転中。 メンバーで初めてのイベントを開催します!



はじめまして。アムネスティ・インターナショナル日本「イベント企画運営ボランティア」の早坂遊羽です。

私は、在学中にNGOでボランティアをした経験から、国際協力や人権課題に関心を持つようになりました。ボランティア活動をする中で、過去にアムネスティでインターンを経験した人と出会い、アムネスティを知りました。
社会人になっても「ボランティアをしたい!」と思っていたところ、ウェブサイトでこのイベント企画運営ボランティアを見つけ、10月からメンバーとして参加しています。

アムネスティのボランティアとして手伝いをする私

アムネスティでは、今、世界中で「STOP TORTURE 拷問なんて、いらない!」キャンペーンを実施しています。

拷問」という言葉を聞くと、「え・・・何それ。昔の話だよね」て、思う人がたくさんいるかもしれません。
でも、警察や軍が情報や自白を引き出すために、あるいは相手が嫌いだからという理由で、暴行を加える、水責めや電気ショックで痛めつける、密室で取調べを行う、長期に拘禁する、といった拷問は今でも行われています。

このキャンペーンでは、メキシコ、ナイジェリア、フィリピン、モロッコ、ウズベキスタンの課題を重点的に取り組み、拷問をなくすための具体策を講じるよう各国に求めています。
私たちの使命は、拷問の実態と課題を日本の人たちに広く伝え、このキャンペーンへ多くの人に参加してもらうことです。


今年7月から活動を開始し、今は、メキシコにおける拷問の問題を伝えるため、12月に開催するイベントに向けて、エンジンをフル回転しています!

  ・イベントのプログラム内容の検討
  ・お呼びするゲストの選定
  ・チラシづくり
  ・当日使用する資料の作成
  ・参加者にふるまうメキシコ料理の用意 ・・・などなど

メンバー全員で、和気あいあいと準備を進めています。



メンバーの一人が試食用にと、当日、実際に
ふるまうメキシコ料理を作ってきてくれました!
とってもおいしかったです。




さて、それでは最後に・・・イベントの告知です!

¡Viva!スペイン語であなたの言葉をメキシコにプレゼント~自白を強要され、今この時も刑務所にいるお母さんへ~


■ 日時:12月12日(土)16:00~18:00
■ 会場:アムネスティ・インターナショナル日本 東京事務所



スペイン語圏の社会課題を長年取材してきたジャーナリスト・工藤律子さんを講師としてお招きし、メキシコでまん延する拷問についてお話いただきます。
当日は、スペイン語で励ましの言葉を学び、警察からの不当な拷問と闘うイェセニア・アルメンタさんエールのメッセージを書きます!

・・・・・・・・・・・・
イェセニアさんは、アムネスティがキャンペーンで支援している拷問の被害者の一人。3年前、警察から15時間以上にも及ぶ暴行と子どもへの脅迫を受け、殺人の罪を認めてしまいました。検察は、拷問を訴える彼女の声に耳を傾けることなく、起訴しました。イェセニアさんは、今も、刑務所の中にいます。
写真はメンバーで制作したイェセニアさんへの寄せ書き。当日、みなさんには、この寄せ書きに彼女へのメッセージを書いてもらいます。



さらに、さらに・・・その後は、メキシコ料理を楽しみながらレッツパーティー!
トルティーヤやチリービーンズ、ディップなどをご用意しています♪

聞くだけじゃなく、食べて学べるこのイベントへ、是非お越しください。




ここまでお読みいただいてありがとうございました。
当日お会いできることを楽しみにしています!

早坂 遊羽



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★★★ 12月は手紙を書こう!今年最大のイベント、ライティングマラソン ★★★
全国25カ所以上でいよいよ開催!

マラソンといっても走るわけではなく、
手紙書き(ライティング)を長時間にわたって行うことから、この名前が付けられました。

暴力をもちいていないのに、自らの信念や人種、宗教、肌の色などを理由に
囚われの身となった人や、不当に投獄されている人たち。

手紙やハガキは、そうした刑務所にとらわれている人たちに宛てて、
また、そうした囚人たちの釈放を求めて政府関係者に宛てて送ります。

監獄の暗闇の中で不安におびえている人たちにとって、
あなたの励ましや応援のメッセージは、希望の光になります。
一緒に希望の光を灯しませんか。

詳細はこちら
 

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2015/11/25

”Your Favorite Enemies” のライブに行ってきま した!

 
アムネスティ日本 事務局長の若林です。

11月21日(土)、アムネスティの長年のサポーターである、カナダ、モントリオール出身のバンド、"Your Favorite Enemies"のライブに行ってきました。

 
リーダーで、ボーカルのアレックスは、"Rock and Rights"という市民団体を立ち上げ、アムネスティでも取り上げている、サウジアラビアのブロガー、ライフ・バダウィさんを応援しています。

ライブ後、彼と記念撮影。とても誠実さを感じさせる人でした。
同じカナダ出身のブライアンアダムスを彷彿。(若い人は知らないかな?)
 
会場にはアムネスティのブースも設置
 
 

"Your Favorite Enemies"
もう十年以上、アムネスティ・インターナショナルのスポークスパーソンで、非営利人権団体"Rock N Rights"の設立者でもある。2011年の東日本大震災の際には、日本支援“Hope Project”を立ち上げた。震災後 すぐに来日し、音楽を通して人々に勇気を与え、世界中から集まったポストカードと共に、自らも被災地へと赴いて支援活動を行った。

▽Facebook
https://www.facebook.com/yourfavoriteenemies/
 


 

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★★★ 12月は手紙を書こう!今年最大のイベント、ライティングマラソン ★★★
全国25カ所以上でいよいよ開催!

マラソンといっても走るわけではなく、
手紙書き(ライティング)を長時間にわたって行うことから、この名前が付けられました。

暴力をもちいていないのに、自らの信念や人種、宗教、肌の色などを理由に
囚われの身となった人や、不当に投獄されている人たち。

手紙やハガキは、そうした刑務所にとらわれている人たちに宛てて、
また、そうした囚人たちの釈放を求めて政府関係者に宛てて送ります。

監獄の暗闇の中で不安におびえている人たちにとって、
あなたの励ましや応援のメッセージは、希望の光になります。
一緒に希望の光を灯しませんか。

詳細はこちら
 

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2015/09/24

ユース復活物語 その3


ご好評をいただいております「ユース復活物語」も、今回で最終回です♪

第1回こちら
第2回こちら


現在、アムネスティ・ユースネットでは、10月8日(木)ICU(国際基督教大学)で開催される学生交流会全国スピーキングツアーのために来日中の、LGBTIの活動家ファドツァイさんをゲストにお招きします!)と、10月24日(土)・25日(日)に開催するドキュメンタリー上映会の準備を進めています!


連載3回目の今回は、前回に引き続き、メンバーの自己紹介です♪


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(前回の続き)


……と、呆気にとられながらもルミさんのアムネスティ・ユースの経緯をきくにつれて、
あ、ぼくがやらなきゃいけないんだ。
と、謎の使命感が芽生え…(笑)

最初はもちろんユースはぼく一人でした。(いえもちろん、ユースだと思う人はみんなユースですよ!!)
でも、アムネスティの話を友人にするにつれて、すこしずつですが、確実に輪が広がっていきました!!

そして……その中で、2人ほど、今回のブログに寄稿してくれることになりました!!

―――

はじめまして!新メンバーの、りさです。

私は今年の春、大学に入学しました。
そして英語のクラスで、じゅんちゃんと出会い、友達になりました。
色々と話すうちに、じゅんちゃんがボランティアをしているという、アムネスティの話を聞きました。

今まで、人権問題について耳にする機会はあっても、どこか遠い問題のように感じていて、自分に何ができるかと考えたことはなかったな、と思います。
大学でアムネスティの活動をしていきたい、というじゅんちゃんの話を聞いて、私も何かしたいと思い、参加することにしました。
6月の終わりから8月の初めまで、私は大学の海外研修で6週間オーストラリアのメルボルンに行っていたので、帰ってから少しずつ活動に参加し始めました。

メルボルン滞在中、アムネスティのヴィクトリア支部に行くことができました。

今回はスタッフの方と少しお話をして、写真を撮らせていただきました!



これから色々と活動に参加して、ヴィクトリアのアムネスティの方にもまたご連絡したいなと思っています。

今は、ICUでのスピーキングツアーとICU祭の映画上映会の準備に参加していますが、これからもっとたくさんのことを知り、考えて、自分にできることから少しずつ行動していきたいです。


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こんにちは、アムネスティユースの期待の星です。
さて、一体何故僕がアムネスティユースに入ったのか、その話は今年の夏休みにまで遡ります。
この7月いっぱい、僕は北京で開かれた「学生による人権保護シンポジウム」に日本代表として参加し、天安門の前で世界中から集まった学生とともに抗議活動をしていました、というのは嘘で、山小屋でアルバイトをしていました。(別にいいもん!)

朝は4時から5時起きで、夜の7時まで働き続ける毎日(休憩はありましたけど)しかも皿洗い風呂洗いトイレ掃除などなど、肉体労働に次ぐ肉体労働で、最初の1週間で、僕の心は完全に叩きのめされました。


気持ちのいい一枚。影がいい味出してますね!!


でも、徐々に慣れていったし、休暇に登った山の風景が素晴らしかったので、なんとか一ヶ月の山小屋生活も乗り越えられました。
やぁ、めでたしめでたし。


で、話はここからです。働いている最中、僕はずっとこう思っていました。
「何処かの国では、365日、1日20時間労働もさせられ、15歳かそこらで亡くなっている人がいる。これってあまりにも酷いんじゃない」と。「俺3時間で疲れたけど」と。
身近な例では、日本のブラック企業だってそうです。彼らは騙されているし、普通に生活するチャンスを不当に奪われているのではないかってそう思ったんですよ!
そりゃマルクスも怒るわ!
(読んだことないですけどね!)

で、帰国後(この表現がぴったりなんですよね)、友人の「じゅん」が人権がどうとかいってたな、ということで、やたらと黄色い部屋のドアを、叩いたってわけです。ちゃんちゃん。
ではいかにして僕が期待の星となったのか、それは次回のお楽しみ。

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さて、最後にイベントの告知ですが、

10月8日(木)にスピーキングツアーをICUで、学生交流会という形で開催します!
定員は20名前後を予定しているので、ファドツァイさんと密に意見交換ができると思います!!もちろん、学生限定ですが、ユースと同じく、自分が学生だと思う人は学生ですよ!!

また、10月24日(土)・25日(日)のICU祭でドキュメンタリーを上映します。
ここでは、”Taxi to the dark side”“禁じられた声”、そして “This prison where I live”の3本をを上映します!!
もちろん、この機会以外ではなかなか観られない映画なので、是非、足をお運びください!!



これで、3回に渡るユース復活ブログはおしまいになります。
読んでくださった皆さん、本当にどうもありがとうございました!!

じゅん



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★★★全国スピーキングツアー2015 いよいよ10月開催! ★★★
事前申し込み受付中

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全国6カ所で講演会を開催します。
多様性のある社会づくりに向けて、私たち一人ひとりに何ができるか、
一緒に考えてみませんか?

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2015/09/14

アムネスティ「世界大会」がダブリンで開催、今後4年間の戦略目標等を採択しました!

こんにちは! アムネスティ日本 事務局長の若林です。
今回は、先月行われたアムネスティの世界大会についてご紹介したいと思います。


2年に1回、今後の活動方針や役員を決める「世界大会」が8月7日から11日まで、アイルランドのダブリンで開催されました。
毎回、世界各地から400名前後の人びとが集まり、丸5日間、朝から晩まで、ぶっ通しで議論するのです。時には意見が対立し、けんけんがくがくの議論を行いますが、最後は、民主的に方針を決定します。

世界大会会場で投票する出席者


日本支部出席者:左から鈴木(職員)、庄司(理事長)、森本(副理事長)、若林事務局長)。ごきげんです。


日本からの出席者は4名。
世界から出席者が集まりますので、最大の課題はコミュニケーションです。残念ながら大会の使用言語は、日本語ではなく、英語(他にフランス語、スペイン語可)であり、我々にとっては「言語の壁」と闘いながらの体力勝負の5日間でした。


アムネスティは世界最大の人権NGOですが、社会にインパクトを与え、人権課題を解決するには、ある程度テーマを絞り、方針を決め、世界で一斉に活動することが重要です。
重要な決議は、最低でも1年以上も議論を重ね、最後はコンセンサスもしくは投票行動で方針を決めるのです。日本支部も今回の大会では、会員の数等に応じて付与された3票(全体で約200票)を投票しました。


戦略目標では、大きなくくりとして、「自由を取り戻す」「平等な権利」「危機に対応」「説明責任を確保」「成長」という、5つの大きな目標を掲げました。
それぞれについて簡単に説明すると……


「自由を取り戻す」=表現の自由など、誰も基本的人権を知り、主張できる。

「平等な権利」=ジェンダー、LGBTIといった性志向、民族的マイノリティといった出自や属性に関わらず、すべての人の人権が平等に実現されることを目指す。

「危機に対応」=紛争や危機的状況から人びとを守る。

「説明責任を確保」=企業や国家による人権侵害に対し、説明責任を追及する。

「成長」=私たちのリソースと取り組みを最大化し、成長をはかる。


どれも大切な基本的な人権であり、人権インパクトを拡大するための成長目標です。


残念ながら、世界では「表現の自由」さえ守られていません。最近でも、中国では前例をみない規模で、人権問題を扱う弁護士や活動家が全土で拘束されました。(Link)
「平等な権利」では、相変わらず女性やマイノリティの権利が守られていません。本大会では、社会的に追いやられているセックスワーカーの人権を守るための決議を採択しました。詳しくは、アムネスティ日本のウェブサイトのプレスリリースQ&Aをお読みください。


アムネスティ日本支部では、この世界大会での方針決定を受け、9月から2016年度の活動計画案と予算案を策定し、最終的に来年3月の総会で決定します。アムネスティ・フェスティバル(仮称)と称して、総会前には楽しく、ためになるワークショップも開催します。是非、ご参加ください。



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今年のスピーキングツアーでは、南アフリカからLGBTIの活動家をお招きし、
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多様性のある社会づくりに向けて、私たち一人ひとりに何ができるか、
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2015/09/07

ユース復活物語 その2

ユース復活物語 第2回!
――タイ・ラオス・ベトナム、そしてユースネットへ――


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はじめまして、ボランティアのじゅんです!


ネパールへ行くときの写真です。実は数日前までネパール、カトマンズにいました。



ぼくはいま大学2年生です、でも!!



新入生なのです!そうです、編入生なのです!!

2年前の2013年に高校を卒業し、大学に入学したのですが、なんかちがうなぁーと思い、

一年の休学を経て、別の大学に入学したのです!!


ちなみに休学期間はなにをしていたかというと

ちいさな個人塾に通い、新書を読んだり、英語の文章を読んだりしながら

そこで、生まれて初めて頭の使い方を学んでいました。


また、旅にもでかけました。

一ヶ月でしたが、タイラオスベトナムと友人と二人で放浪?笑してました!!


ラオスのバスターミナルの写真。ここからヴェトナムまで26時間バスに乗りました。笑 もちろんトイレなんかついてませんよ!!



時間が前後するのですが、ラオスでの写真。ジャングル?の中を一人マウンテンバイクをレンタルし、駆け巡っていました。



これもラオスの写真。ヴェトナム戦争時にアメリカ軍が使用していた滑走路だそうです。いまはご覧の通りなにもないだだっ広い不思議な空間になってます。






ヴェトナムのサイゴンにある戦争証跡博物館です。




映画戦場にかける橋の舞台となった、クウェー川。ここから泰緬鉄道をたどって行きました。


そして、帰国後(入学式の2日前に日本に帰ってきたなんて秘密ですよ!)なにをしようかなぁと考えていたところ、ふとアムネスティの文字が頭に浮かんでネットで調べていたところ、



アムネスティ ユースネット ミーティングの文字が!!!




敷居が高いと思ってたアムネスティ!! そこにぼくが参加できる機会が!!!
参加しない手はないと思い、実際にミーティングに行ってみると



あ、あれ



ユースの参加者ぼくだけ



(次回へ続く…)

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おまけ



首都カトマンズ、繁華街を少し歩くと未だにこのような光景が広がっています。







でも空はすごく綺麗でした。


★★★9/12(土)16時~ アムネスティ・ユース・ネット 第5回ミーティング!★★★

ただいまユース・ネットでは、10月24日・25日に国際基督教大学で行われるICU祭において、ドキュメンタリー映画の上映会を企画しています!

上映を予定している作品は、言論統制の厳しい国々で声を上げ続ける女性たちを映したドキュメンタリー(『禁じられた声』)や、ビルマ(ミャンマー)の獄中のコメディアンの姿を伝えるドキュメンタリー(『This Prison Where I Live』)など!

12日(土)のミーティングでは、細かい役割分担を決める予定です。興味のある方は、ぜひご連絡ください。
新しいユースの仲間を待っています!!!


2015/08/31

ユース復活物語 その1

はじめまして! アムネスティ・ユースネットワーク担当ボランティアのルミです。
今週から3回にわたって、「ユース復活物語」をお届けします!


 ――かつてのCGN,そして復活への道―― 

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~私が学生だった頃~

15年ほど前のアムネスティには、いくつもの学生グループがありました。
早稲田大学G、立教大学G、明治学院大学G、国際基督教大学G、筑波大学G・・・
遠くは新潟大学G、香川大学Gもありました。

普段はそれぞれの大学でサークルとして活動しながら、時々都内で集まり、
横の繋がり―――キャンパス・グループ・ネットワーク(CGN)も活発だったのです。



2001年、箱根でCGN合同合宿。芦ノ湖の遊覧船にて。

毎年春には総会を手伝い、秋には、各大学の学園祭でイベントを行いました。
ジャーナリストの故筑紫哲也さんの講演会を開いたグループもありました。
海外の支部に協力してもらい、スタディ・ツアーに行ったりもしました。


また、拷問廃止キャンペーンの一環として、
拷問被害者のためのリハビリ施設に、日本支部で集めた寄付を届けに行ったこともありました。


2001年、ネパール・拷問被害者のためのリハビリ施設


壁には、被害者の証言をもとに描かれたイラストが貼られていました。

2001年、ネパール・拷問被害者のためのリハビリ施設


大学の枠を超えて、「アムネスティ」を通じて出会い、ひろがっていくユースの
本当に楽しくて、 私にとって一生モノの財産となった時間でした。

ネパールの首都・カトマンズにて



・-・оО〇・-・〇Оо・-・оО〇・-・〇Оо


時は流れ、一時期アムネスティを離れていた私も、社会人としてようやく落ち着いた頃、
久しぶりにアムネスティ日本をのぞいてみると・・・


な、 な、 なんと、

学生グループが


一つ残らず
なくなっているではありませんか!!!



時代の変化とともに、学生のライフスタイルも変わり、やむを得ない事情があったのでしょう。

しかし、一つも残っていないなんて!!
これはとてもショックでした・・・


もちろん、日本支部にユースが必要と考えている人はたくさんいました。
ユースを復活させたい!! (皆の願い)
しかし、やり方を工夫しなければ、また二の舞になってしまうかも・・・ 
安定して、活動を継続できるようするためには、何が必要?? (皆 考え中)


こうしている今も、海外の支部では、ユースが活発に活動しています。
日本にも、人権問題に興味関心のある若者、活動の場を探している若者は、きっといるはず!

何とかして、今の日本のユース世代にも、あの 楽しかった ユースのを提供したい!


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そうしてたどり着いたのが、毎月第二土曜日の「入門セミナー」との同日開催(案) でした。
様々な方に相談に乗って頂きながら、「ユース・ネット復活プロジェクト(仮)」を作成。
2015年4月、事務局に企画書を提出しました。

はたして、判定は・・・・?? (ドキドキ)。 




「このまま、すすめてください」





やったー!! ゴーサインが出ましたー!(^o^)/

そうと決まれば善は急げ!! 第1回ミーティングは2015年5月16日(土)に決まり、
すぐにアムネスティ日本のHP、facebook、メールマガジン等など、各方面に告知を載せてもらい、若い人が多く集まるカフェ&バーでもチラシを配ってもらいました。
「準備のため、事前予約をお願いしていますが、当日飛び入り参加も大歓迎!」

が、事前予約は、




ゼロ・・・・・


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誰も来なかったらどうしよう!?


(不安のあまり、本当に気分が悪くなってきた ><;|||



事前予約ゼロのまま迎えた運命の日。はたして・・・・・・

一人の若者が、現れたのです!!




(第2回に続く!)


アムネスティ・ユース・ネット 次回のミーティングは9月12日(土)16時~です♪

詳しくは、こちら




★★★”スカートをはいて、むち打ちの刑 !?” オンラインアクション★★★


スーダンで女子学生10人が警察に逮捕、起訴されました。みな17歳から23歳で、拘束時、スカートやズボンを身に着けていました。彼女たちが問われているのは、「ふしだらな服装」をした罪です。
スーダンでは道徳警察が「ふしだらな服装」だと見なした人を誰でも逮捕することができ、違反者へは40回のむち打ちや罰金が科せられます。
この法律によって、毎年何万という人が逮捕されています。そのほとんどが、女性です。
女子学生たちの起訴を取り下げ、刑法152条を廃止するよう、今すぐスーダンの大統領と法務大臣に要請してください。
http://bit.ly/1MM2mcw