2015/02/18

事務局長から一言!2015年は「アムネスティ日本」誕生45周年!



新年を迎えたと思ったら、気が付けば早くも2月中旬。歳を取るにつれ、何と月日の経つのが早いことか。それでも負けじと新年ネタ。

新年を迎え、2015年はアムネスティ日本にとって創立45周年の節目にあたり、新たな成長発展に向けた新5カ年目標の初年度にあたります。

アムネスティ・インターナショナルは、1961年5月、ロンドンで発足しました。当時、軍事政権下にあったポルトガルのカフェで、「自由に乾杯」と言った学生が禁固刑の判決を受け、それを知った弁護士ピーター・ベネンソンが「忘れられた囚人」を救おうと運動を開始したことに始まります。

それから遅れること、わずか9年、1970年4月、日本支部設立準備会が立ち上がり、同年11月に支部資格が認められました。当時の理事長は、ある政党の衆議院議員ですから、政治的な中立性をモットーとするアムネスティとしては、想像できない時代でしたね。 

アムネスティ日本にとって、成長、発展とは、何を意味するのでしょうか。 

それは、アムネスティの目標でもある、世界で人権が守られる社会の実現のためであり、そのためには、アムネスティ日本の活動が認められ、存在感が増して社会や政府に与える影響力を高めていかなければなりません。

同じことを言うにも、100人の会員がいる団体と、10万人の会員がいる団体とでは、政府やメディアに与える影響力が違います。また会員やサポーターが多くいることで、収入が増え、職員が増えて活動する量、質にも違いが出てきます。さらには国際分担金として、日本支部は、途上国を中心に財政的に自立していない支部を支援することが可能となります。

新しい5カ年の成長発停計画は、「インパクト倍増計画」と呼ばれています。 

2019年までに、アムネスティの活動への参加者や会員・サポーターを増やし、知名度を高め、社会に対するインパクトを倍増させるものです。2015年度は、5カ年計画の初年度ですので、その目標達成のために支部全体で頑張っていきたいと思います。

アムネスティ・インターナショナル日本事務局長 若林秀樹 

東京事務所にて:シリア難民を支援する「#OpenToSyria」キャンペーン


★★★シリア難民を支援する「#OpenToSyria」キャンペーン開始!★★★

アムネスティは、世界中でシリア難民の受け入れが進むよう、
国際的なキャンペーンを開始しました。

世界での受け入れ状況を調査し、各国政府に働きかけるだ けでなく、
一般社会にも広くこの問題を伝えるため、
イベントの開催や、誰でも気軽に参加できるフォトアクションなどを行います。

 フォトアクションに参加しよう!
「#OpenToSyria」キャンペーンでは、写真で気持ちを伝えていきます。
 苦しんでいるシリア難民の人たちに、応援の想いを込めて写真を撮って送って下さい!

 世界中の人が参加中♪→ http://opentosyria.tumblr.com/



2015/02/16

お買い物で国際協力!


はじめまして!オンラインショップをお手伝いしているチカです。

今日はブログ初登場なので、商品の紹介の前に、少し自己紹介をしたいと思います。
しばし、お付き合いください!!! 

ボランティアと職員が一体になって活動するアムネスティの事務所はモチベーションにあふれ、明るい雰囲気です。 そんな事務所の中、販売担当職員である西川さんのもと、商品の撮影やオンラインショップのページ製作のお手伝い、また、オススメ商品についてフェースブック、ツイッターなどでつぶやいたりしています。

私は好奇心旺盛で、南米以外の世界中を50か国以上、地べたを這うような貧乏旅行をしました。その間に初めてアムネスティのことを耳にしたと思います。

写真は旅行中に撮影した、チェコにあるナチの収容所跡
  
オンラインショップのお手伝いを始めたのは昨年から。
そのほかにも、アムネスティではいろいろなことにボランティアとして携わっています。

アムネスティのウェブで連載している書評「書を持て、町へ出よう」でたまに執筆したり、かなり前になりますが、外国人への取材を、翻訳をかねて書き起こし、アムネスティの会員誌「ニュースレター」の記事にしたり。また、動画やイラストなど、アート関連の素材を集めて公開しているWEBサイト「アムネスティ あーと広場」のページ企画などもやっていました。  


現在はショップボランティアとして、事務所のPCと格闘しています(笑)
実際の商品の色味と、オンラインショップに掲載する画像の色味を近づけるのは、慣れるまではとても大変な作業です。


より色を同じにするため、商品をパソコンの前に置いて作業をしているのですが、
ある日、自分の私物のバッグが、アムネスティの商品であるバッグ「リサイクルサリーの隣に。

ちなみに、私物のバッグはユニクロやH&Mで売っているものと同様の大量生産品で、一様なプリント花模様。一方、隣にあった「リサイクルサリーは、同じ花模様プリントでも、実に多様な色や柄を使用し、花一輪を切り取って額縁に入れても鑑賞に耐えるほどのクオリティ。


そのとき改めて同じバッグでありながら、 
ハンドメイドには言いようのない力のようなものがあるな、と実感しました。


アムネスティで売っている服やバッグはインドやバングラデシュで作っていることが多く、ボランティアを始めた当時は、あまり見たことがないような商品が並んだ棚を見るだけで、ワクワクしたのを思い出します。



長い間培われた伝統技術を生かして作られている商品は、まるで第一線のデザイナー(私はエスニック系の色柄を使うドリス・ヴァン・ノッテンというデザイナーなどが好きなのです)のような洗練された色柄が特徴です。

写真は手作業で作られた、「タペストリー」のアップ。一枚の絵画のようです。



アムネスティで紹介している服やバッグは「フェアトレードといって、作っている人に相応な賃金を支払うことを約束しています。その為、必然的にそれなりの商品価格なのですが、入荷してすぐに売りきれる商品も多くあります。

生産者の顔が見え安全であること商品そのものの完成度が高いこと、などに加え、購入することで、同時に社会貢献できることが、人気の理由です。

アムネスティショップでは、そうした「フェアトレード」商品をはじめ、季節に応じた商品をたくさんご紹介しています。ぜひ、お時間のある時に、一度覗いてみてください!




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▽ アムネスティ オンラインショップ

★ 食品も満載です! 
http://amnesty.online-store.jp/i-shop/category_l.pasp?cm_large_cd=9&to=cl 

★ フェアトレード&オーガニックのコットンを使ったLeeのジーンズはいかが? 


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2015/02/09

アムネスティ映画祭が終了!【報告:2日目】

そして25日、いよいよ2日目、最終日。 
2日目は、アムネスティ映画祭実行委員PRチームのイソガイが当日の様子をレポートします。


実は、1日目と比べ、2日目の前売券の販売状況が思わしくなかったので、
スタッフ一同、少し心配していたんです。

ですが!!
朝から多くのお客様が!!

天気も良かったせいか、当日にたくさんのお客様が来てくれました。
そして、テーマが「ハーフや在日朝鮮人の映画があったからか、国際色豊か!
若い方が多かったのも、とてもうれしかったです。


加えて、なんと2目にはサプライズがあったのです!


川監督のトーク





 当初から予定されていた、「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW 1」の早川監督のトークショーに加え、「60万回のトライ」のパク・サユ監督とパク・トンサ監督も舞台挨拶のため、会場に



「60万回のトライ」のパク・サユ監督とパク・トンサ監督

ロビーでは、監督たちとお話する機会もあり、映画上映後、監督とのお話を楽しんでもらえたのではないでしょうか。関連DVDや書籍も売れ行き好調でした!











私自身は、2日目の後半に司会を務めさせてもらいました。

緊張して、たくさん噛んでしまいましたが・・・お客様があたたかく見守ってくれたおかげで、なんとか務め上げることができたかな、と思います。 


今回は、映画以外にも目玉企画が! 





バインミー☆サンドイッチさんにご協力をいただき、お昼の休憩時間、ベトナム風サンドイッチ「バインミー」をロビーにて販売!  

かなりの人気で、一日目に50食、2日目は70食と、販売数を増やしたにもかかわらず、ほぼ、即完売でした!  

朝からバインミーについて聞いてくださる方や、午後の映画の前に早く来てバインミーを食べてくださる方もいて、私たちの方がびっくりするくらいの人気ぶりでした(笑)!














 映画祭終了後は、打ち上げ会へ♪
なんと、早川監督も参加してくださいました!

長かったような短かったような。2日間、素晴らしいチームワークで映画祭を成功させた仲間たちと飲んで話して楽しみました。





 さいごに、、、 

映画祭開催に向けて、およそ1年間、本当にたくさんの映画を見ました。

「今、何を伝えるべきか」
「そのためにはどんな映画がふさわしいのか」

実行委員会のメンバーと何度も試写会を行い、準備を重ねました。

たくさんの人がこの「アムネスティ映画祭」を楽しんで、そして
なにかしら人権について考えるきっかけになってくれたらうれしいです。