2016/04/28

インターンは見た…!伏木編 ~子どもの権利、本当に守られている?~


こんにちは。インターンの伏木です。


突然ですが、今回は…「子どもの権利」について考えたいと思います!(笑)

昨年ラオスで、子どもの身長・体重を測ったりする身体測定の活動に参加して、
体重を測らなくとも明らかに手足が細く、栄養失調状態にある子どもや
言葉が通じず、視力測定ができない少数民族の子どもたちを目の前にしました。

ラオスでは学童の子どもに栄養失調がしばしば見られますが、子どもの栄養失調は知能の発達にも影響する可能性があり、学校教育を受ける際の集中力や学習能力を低下させるなど、生涯にわたり彼らの人生に影響を残します。
ラオスの学校にいた子どもたち
世界には1989年11月20日に国連総会で採択された「児童の権利に関する条約」
通称、「子どもの権利条約」があります。

世界中のすべての子ども(18歳未満)たちがもっている“権利”についての54条の条文があり、大きく4つの柱があります。(ユニセフ子どもの権利条約についてより)

「1 生きる権利」 防げる病気などで命を奪われない、適切な治療を受けられることなど。

「2 育つ権利」 教育を受け、休んだり遊んだりできること。思想の自由が守られ、自分らしく育つことができることなど。

「3 守られる権利」 あらゆる種類の虐待や搾取などから守られること。障がいのある子どもや少数民族の子どもなどは特に守られることなど。

「4 参加する権利」 表現の自由、結社の自由、自由な活動を行ったりできるなど。
視力測定の説明を一生懸命のぞく
2015年10月現在、196の国と地域がこの条約を締結しています。
しかし、世界中でこうした子ども達の権利は守られていないのが現状だと、実感しています。

そうした現状を作り出しているのは、大人です。
子どもの権利は子どものための権利ですが、それを守らなくてはならないのは大人です。

例えばあなたが使うスマートフォンには、あなたが着ている衣服には、「児童労働が関係していない」と断言することはできますか…?
きっと“他人事”な話ではないのです。


伏木



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オンライン署名にご参加ください!
★アクションに参加しよう!
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/drc_201603.html

携帯電話やノートパソコン、カメラに欠かせない資源の一つ、コバルト。
その主要産出国であるコンゴ民主共和国では、
労働者や子どもたちが、日々、過酷な環境でコバルトを採掘しています。
時には命を落とすことさえあります。

コンゴ産コバルトは、何社もの手を経て、
最終的にアップルやマイクロソフト、ソニーなどの製品で使われています。
調達過程で人権侵害がないように努めるのは、
企業はもちろん、企業のある国の責任です。

日本政府が企業を指導するとともに、採掘労働者たちの過酷な労働環境を改善し、
児童労働をなくすためにコンゴ政府を支援するよう、安倍総理大臣に求めてください。

アクションに参加しよう!
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/drc_201603.html

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2016/04/12

インターンは見た…!中川編 ~アウシュビッツで受けた衝撃~

こんにちは!インターンの中川です。

私は、二月に大学のゼミのフィールドワークでドイツとポーランドに行ってきました。
特に、ポーランドのアウシュビッツで受けた衝撃は大きく、うまく言葉にできないことも多々ありますが、
今回は私がそのとき感じた事をお伝えしようとおもいます。

このフィールドワークの目的は、ナチスによるホロコースト、すなわちユダヤ人大虐殺の歴史を学ぶことでした。
殺されたのも、殺したのも、傍観していたのも、助けたのも、みんな家族や恋人や友人がいる、感情のある一人ひとりの人間なのだ、ということを実感しました。

最大限に良いことも最大限に悪いことも(その定義は難しいですが)人間にはできるということを感じ、人間の可能性を考えさせられる10日間でした。
ホロコーストで犠牲になったユダヤ人

なぜこんなにも酷いことが起こってしまったのだろうかと考えてみて、理由の一つを自分なりに見つけました。それは、想像力の欠如です。
差別や偏見というのは、相手を1人の個人ではなく、人種や宗教、性別、身分といったカテゴリーとしてでしか捉えていないときに生まれるものではないのでしょうか。
それゆえに、相手やその家族、友達、恋人などがどういう気持ちになるか想像できなくなってしまうのです。
ホロコーストの人びとが履いていた靴

ホロコーストだけに限らず、現代における人権問題にも全く同じことが言えると思います。
1人ひとりが意識して相手の立場に立って考える、それこそが人権問題を無くすカギである、と思います。


中川

2016/04/01

この春、アムネスティのオンラインショップがリニューアルします!

こんにちは。職員の小林です。
今回は、この春リニューアルするアムネスティのオンラインショップについてご紹介します。


ラブレター」って言葉はすでに死語?!


メールやチャット、ラインに取ってかわられ、手紙を書く、もらうことはほとんどなくなってしまいましたよね。

卒業式や入学式のこのシーズン、これまでお世話になった両親、先生や友人に、 あるいは、がんばってきた自分に感謝やねぎらいの気持ちをこめた手紙を書いてみるのはどうですか。

照れや見栄はこの際忘れて、素直な思いを綴ってみると自分でも思ってもみなかったようなメッセージを発見するかもしれません。

この春アムネスティのオンラインショップがリニューアルします。お求めやすい価格に一新し、セット商品も増やしました

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【4枚組】お得なカードセット(Aセット)
【イギリスから輸入したグリーティングカード:お得な4枚セット
年末・クリスマス時期のカードとして最適です。 “Season's Greetings”含む9カ国語で「季節(新年)のご挨拶を申し上げます」のメッセージが入っているので、宗教に関係なくご使用いただけます。
1枚200円×4枚のセットが、500円になります!

他にもカードをはじめ、本やアムネスティグッズなど、ここでしか買えないものがたくさんあります。
 ぜひ、新しくなったオンラインショップにあそびにきてくださいね。
アムネスティで買い物をする→http://amnesty.shop-pro.jp/

(オンラインショップ旧サイトはこちら→http://amnesty.online-store.jp/i-shop/top.pasp?to=tp )************************************************************************


世界700万の人々が、アムネスティのハガキ書きなどの活動を通して、 今世界の片隅で困っている人を助ける活動に参加しています。

直接支援することはできないけれど、お買い物、ハガキ書きを通して人権が尊重される社会作りに参加しませんか。
エボラが残した爪あと~学校から追いやられるシエラレオネの少女たち~

エボラ出血熱の流行で閉鎖されていた学校が再開する目前の2015年4月、
シエラレオネ政府は「無垢な生徒たちに悪影響だ」として、妊娠した少女たちの通学を禁止しました。
また、彼女たちが高校や大学への進学、就職に必要な試験を受けてはならないと発表しました。

この通学禁止措置によって、3,000人以上の少女が教育の機会を奪われると言われています。
さらに学校では、妊娠を調べるために、生徒たちが屈辱的な検査を強いられています。

望まない妊娠をしたシエラレオネの少女たちが学校へ通い、進学に必要な試験を受けて、自分の力で未来を切り開けるよう、あなたの声をシエラレオネの大統領に届けてください。


ハガキ書きに参加する→http://www.amnesty.or.jp/get―involved/postcard/sIerraleone_201511.html

★アクションに参加しよう!★
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/sIerraleone_201511.html


小林




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