2015/12/16

インターンを始めて~廣原編~

こんにちは、インターンの廣原(ひろはら)と申します。


今年の10月よりアムネスティ日本事務所でインターンをしています。
大学を卒業後、民間企業で4年ほど働いていたのですが、来年から大学院に行くことを決意し、退職しました。
大学院に行くまでの間、もともと興味を持っていた国際協力の分野で何か活動したいなと思い、アムネスティに参加しました。


今日は、インターンが日々触れている、「緊急行動(Urgent Action)」の活動について書きます。

学生の頃の私は、アムネスティインターナショナルの活動というと、「アウンサンスーチーさん解放」のイメージを持っていました。
スーチーさんの演説、ミャンマーの人びとの熱烈な支持、そして彼女を解放せよという世界中からの訴えは、ニュースで度々目にし、印象に残るものでした。



2010年にスーチーさんは解放されたわけですが、彼女のように理不尽に投獄される人びとが、現在も世界中に沢山います。
そして、アムネスティでインターンをしていると、そんなケースが日々発生し続けているということを実感します。

アムネスティの活動の一つとして、罪もなく捕われた「良心の囚人」を解放する、という活動があります。
「良心の囚人」をはじめとする人権侵害の情報は「緊急行動(UA)」というレポートの形で各関係者に毎日のように発信されます。
そのUAの内容を職員さんたちにシェアするというのが、インターンのお仕事の一つになっています。

ここ最近見た中でも、バーレーン、中国、アンゴラ、パレスチナ、バングラデシュなどの人びとが、罪もないのに拘束され、家族から引き離され、時には拷問を受けている。
中には状況が余りにも苛酷で、怒りを覚えたり、落ち込んでしまうような内容のレポートもあります。
でも、そういった事実に目を背けないことが、大事なのだと思います。


・・・と、少し重苦しくなってしまいましたが、インターンのお仕事は楽しいことも沢山ありますよ!

なによりも、「世界がもっとよい方向に行くように」と願っている普通の人達が、国境も越えて一緒にアクションする、
そんなポジティブでちょっと感動的な出来事を、アムネスティでは沢山見ることができます。



廣原

良心の囚人について

UA(緊急行動)について




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