2015/09/24

ユース復活物語 その3


ご好評をいただいております「ユース復活物語」も、今回で最終回です♪

第1回こちら
第2回こちら


現在、アムネスティ・ユースネットでは、10月8日(木)ICU(国際基督教大学)で開催される学生交流会全国スピーキングツアーのために来日中の、LGBTIの活動家ファドツァイさんをゲストにお招きします!)と、10月24日(土)・25日(日)に開催するドキュメンタリー上映会の準備を進めています!


連載3回目の今回は、前回に引き続き、メンバーの自己紹介です♪


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(前回の続き)


……と、呆気にとられながらもルミさんのアムネスティ・ユースの経緯をきくにつれて、
あ、ぼくがやらなきゃいけないんだ。
と、謎の使命感が芽生え…(笑)

最初はもちろんユースはぼく一人でした。(いえもちろん、ユースだと思う人はみんなユースですよ!!)
でも、アムネスティの話を友人にするにつれて、すこしずつですが、確実に輪が広がっていきました!!

そして……その中で、2人ほど、今回のブログに寄稿してくれることになりました!!

―――

はじめまして!新メンバーの、りさです。

私は今年の春、大学に入学しました。
そして英語のクラスで、じゅんちゃんと出会い、友達になりました。
色々と話すうちに、じゅんちゃんがボランティアをしているという、アムネスティの話を聞きました。

今まで、人権問題について耳にする機会はあっても、どこか遠い問題のように感じていて、自分に何ができるかと考えたことはなかったな、と思います。
大学でアムネスティの活動をしていきたい、というじゅんちゃんの話を聞いて、私も何かしたいと思い、参加することにしました。
6月の終わりから8月の初めまで、私は大学の海外研修で6週間オーストラリアのメルボルンに行っていたので、帰ってから少しずつ活動に参加し始めました。

メルボルン滞在中、アムネスティのヴィクトリア支部に行くことができました。

今回はスタッフの方と少しお話をして、写真を撮らせていただきました!



これから色々と活動に参加して、ヴィクトリアのアムネスティの方にもまたご連絡したいなと思っています。

今は、ICUでのスピーキングツアーとICU祭の映画上映会の準備に参加していますが、これからもっとたくさんのことを知り、考えて、自分にできることから少しずつ行動していきたいです。


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こんにちは、アムネスティユースの期待の星です。
さて、一体何故僕がアムネスティユースに入ったのか、その話は今年の夏休みにまで遡ります。
この7月いっぱい、僕は北京で開かれた「学生による人権保護シンポジウム」に日本代表として参加し、天安門の前で世界中から集まった学生とともに抗議活動をしていました、というのは嘘で、山小屋でアルバイトをしていました。(別にいいもん!)

朝は4時から5時起きで、夜の7時まで働き続ける毎日(休憩はありましたけど)しかも皿洗い風呂洗いトイレ掃除などなど、肉体労働に次ぐ肉体労働で、最初の1週間で、僕の心は完全に叩きのめされました。


気持ちのいい一枚。影がいい味出してますね!!


でも、徐々に慣れていったし、休暇に登った山の風景が素晴らしかったので、なんとか一ヶ月の山小屋生活も乗り越えられました。
やぁ、めでたしめでたし。


で、話はここからです。働いている最中、僕はずっとこう思っていました。
「何処かの国では、365日、1日20時間労働もさせられ、15歳かそこらで亡くなっている人がいる。これってあまりにも酷いんじゃない」と。「俺3時間で疲れたけど」と。
身近な例では、日本のブラック企業だってそうです。彼らは騙されているし、普通に生活するチャンスを不当に奪われているのではないかってそう思ったんですよ!
そりゃマルクスも怒るわ!
(読んだことないですけどね!)

で、帰国後(この表現がぴったりなんですよね)、友人の「じゅん」が人権がどうとかいってたな、ということで、やたらと黄色い部屋のドアを、叩いたってわけです。ちゃんちゃん。
ではいかにして僕が期待の星となったのか、それは次回のお楽しみ。

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さて、最後にイベントの告知ですが、

10月8日(木)にスピーキングツアーをICUで、学生交流会という形で開催します!
定員は20名前後を予定しているので、ファドツァイさんと密に意見交換ができると思います!!もちろん、学生限定ですが、ユースと同じく、自分が学生だと思う人は学生ですよ!!

また、10月24日(土)・25日(日)のICU祭でドキュメンタリーを上映します。
ここでは、”Taxi to the dark side”“禁じられた声”、そして “This prison where I live”の3本をを上映します!!
もちろん、この機会以外ではなかなか観られない映画なので、是非、足をお運びください!!



これで、3回に渡るユース復活ブログはおしまいになります。
読んでくださった皆さん、本当にどうもありがとうございました!!

じゅん



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★★★全国スピーキングツアー2015 いよいよ10月開催! ★★★
事前申し込み受付中

「自分らしい性を生きる~LGBTIの「私」が命をかける理由~」
今年のスピーキングツアーでは、南アフリカからLGBTIの活動家をお招きし、
全国6カ所で講演会を開催します。
多様性のある社会づくりに向けて、私たち一人ひとりに何ができるか、
一緒に考えてみませんか?

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2015/09/14

アムネスティ「世界大会」がダブリンで開催、今後4年間の戦略目標等を採択しました!

こんにちは! アムネスティ日本 事務局長の若林です。
今回は、先月行われたアムネスティの世界大会についてご紹介したいと思います。


2年に1回、今後の活動方針や役員を決める「世界大会」が8月7日から11日まで、アイルランドのダブリンで開催されました。
毎回、世界各地から400名前後の人びとが集まり、丸5日間、朝から晩まで、ぶっ通しで議論するのです。時には意見が対立し、けんけんがくがくの議論を行いますが、最後は、民主的に方針を決定します。

世界大会会場で投票する出席者


日本支部出席者:左から鈴木(職員)、庄司(理事長)、森本(副理事長)、若林事務局長)。ごきげんです。


日本からの出席者は4名。
世界から出席者が集まりますので、最大の課題はコミュニケーションです。残念ながら大会の使用言語は、日本語ではなく、英語(他にフランス語、スペイン語可)であり、我々にとっては「言語の壁」と闘いながらの体力勝負の5日間でした。


アムネスティは世界最大の人権NGOですが、社会にインパクトを与え、人権課題を解決するには、ある程度テーマを絞り、方針を決め、世界で一斉に活動することが重要です。
重要な決議は、最低でも1年以上も議論を重ね、最後はコンセンサスもしくは投票行動で方針を決めるのです。日本支部も今回の大会では、会員の数等に応じて付与された3票(全体で約200票)を投票しました。


戦略目標では、大きなくくりとして、「自由を取り戻す」「平等な権利」「危機に対応」「説明責任を確保」「成長」という、5つの大きな目標を掲げました。
それぞれについて簡単に説明すると……


「自由を取り戻す」=表現の自由など、誰も基本的人権を知り、主張できる。

「平等な権利」=ジェンダー、LGBTIといった性志向、民族的マイノリティといった出自や属性に関わらず、すべての人の人権が平等に実現されることを目指す。

「危機に対応」=紛争や危機的状況から人びとを守る。

「説明責任を確保」=企業や国家による人権侵害に対し、説明責任を追及する。

「成長」=私たちのリソースと取り組みを最大化し、成長をはかる。


どれも大切な基本的な人権であり、人権インパクトを拡大するための成長目標です。


残念ながら、世界では「表現の自由」さえ守られていません。最近でも、中国では前例をみない規模で、人権問題を扱う弁護士や活動家が全土で拘束されました。(Link)
「平等な権利」では、相変わらず女性やマイノリティの権利が守られていません。本大会では、社会的に追いやられているセックスワーカーの人権を守るための決議を採択しました。詳しくは、アムネスティ日本のウェブサイトのプレスリリースQ&Aをお読みください。


アムネスティ日本支部では、この世界大会での方針決定を受け、9月から2016年度の活動計画案と予算案を策定し、最終的に来年3月の総会で決定します。アムネスティ・フェスティバル(仮称)と称して、総会前には楽しく、ためになるワークショップも開催します。是非、ご参加ください。



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2015/09/07

ユース復活物語 その2

ユース復活物語 第2回!
――タイ・ラオス・ベトナム、そしてユースネットへ――


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はじめまして、ボランティアのじゅんです!


ネパールへ行くときの写真です。実は数日前までネパール、カトマンズにいました。



ぼくはいま大学2年生です、でも!!



新入生なのです!そうです、編入生なのです!!

2年前の2013年に高校を卒業し、大学に入学したのですが、なんかちがうなぁーと思い、

一年の休学を経て、別の大学に入学したのです!!


ちなみに休学期間はなにをしていたかというと

ちいさな個人塾に通い、新書を読んだり、英語の文章を読んだりしながら

そこで、生まれて初めて頭の使い方を学んでいました。


また、旅にもでかけました。

一ヶ月でしたが、タイラオスベトナムと友人と二人で放浪?笑してました!!


ラオスのバスターミナルの写真。ここからヴェトナムまで26時間バスに乗りました。笑 もちろんトイレなんかついてませんよ!!



時間が前後するのですが、ラオスでの写真。ジャングル?の中を一人マウンテンバイクをレンタルし、駆け巡っていました。



これもラオスの写真。ヴェトナム戦争時にアメリカ軍が使用していた滑走路だそうです。いまはご覧の通りなにもないだだっ広い不思議な空間になってます。






ヴェトナムのサイゴンにある戦争証跡博物館です。




映画戦場にかける橋の舞台となった、クウェー川。ここから泰緬鉄道をたどって行きました。


そして、帰国後(入学式の2日前に日本に帰ってきたなんて秘密ですよ!)なにをしようかなぁと考えていたところ、ふとアムネスティの文字が頭に浮かんでネットで調べていたところ、



アムネスティ ユースネット ミーティングの文字が!!!




敷居が高いと思ってたアムネスティ!! そこにぼくが参加できる機会が!!!
参加しない手はないと思い、実際にミーティングに行ってみると



あ、あれ



ユースの参加者ぼくだけ



(次回へ続く…)

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おまけ



首都カトマンズ、繁華街を少し歩くと未だにこのような光景が広がっています。







でも空はすごく綺麗でした。


★★★9/12(土)16時~ アムネスティ・ユース・ネット 第5回ミーティング!★★★

ただいまユース・ネットでは、10月24日・25日に国際基督教大学で行われるICU祭において、ドキュメンタリー映画の上映会を企画しています!

上映を予定している作品は、言論統制の厳しい国々で声を上げ続ける女性たちを映したドキュメンタリー(『禁じられた声』)や、ビルマ(ミャンマー)の獄中のコメディアンの姿を伝えるドキュメンタリー(『This Prison Where I Live』)など!

12日(土)のミーティングでは、細かい役割分担を決める予定です。興味のある方は、ぜひご連絡ください。
新しいユースの仲間を待っています!!!