2015/05/14

春のDMアクション紹介

こんにちは、渉外担当インターンのナワビです。すっかり真夏のような気温ですね。

今日は同性として、また同じエリアに片方のルーツをもつ人間として、女性の権利について少しお話させてください。




彼女の名前は、ゴンチェイ・ガバミさん。
イラン代表のバレーボールの試合会場に入れず、抗議して投獄されました。
なんとイランでは女性の競技場でのスポーツ観戦が禁止されているのです。日本に住む私たちからすると、信じがたいことですよね。



女性の教育の権利を求めて闘っているパキスタンのマララさんの活躍が記憶に新しいですが、法律上で女性が差別されている国は多く、男性中心の価値観が根付いた国では、このように多くの女性があたりまえの自由を奪われています。




イランにもそんな男性優位の社会と闘い続けているひとりの勇敢な女性がいます。

彼女の名前は、ベハレイ・ヘダヤットさん。政治改革と人権を求めて活動する学生団体の中心的存在でもあったベハレイさんは、2009年に投獄され、懲役10年の判決を受け、今も囚われたままです。
男性優位社会のイランでは、女性のために声をあげることだけでも逮捕や投獄につながります。それでも平等の権利を求めて声をあげたベハレイ・ヘダヤットさんは、今この瞬間も刑務所の中で自由のために闘っています。


アムネスティではベハレイさんを直ちに釈放するようにイラン政府に求めるハガキアクションを行っています。
女性活動家の不当な逮捕・拘禁をやめるよう、イラン政府にあなたの声を届けてください。

一人一人の力は小さくても、それが集まれば大きな力になり社会を変えていくことができます。彼女のために、どうかあなたの力を貸してください!





ハガキを書く/イランアクション








★★★シリア難民を支援する「#OpenToSyria」キャンペーン!★★★

アムネスティは、世界中でシリア難民の受け入れが進むよう、
国際的なキャンペーンを行っています。

世界での受け入れ状況を調査し、各国政府に働きかけるだ けでなく、
一般社会にも広くこの問題を伝えるため、
イベントの開催や、誰でも気軽に参加できるフォトアクションなどを行っています。

 フォトアクションに参加しよう!
「#OpenToSyria」キャンペーンでは、写真で気持ちを伝えていきます。
 苦しんでいるシリア難民の人たちに、応援の想いを込めて写真を撮って送って下さい!

 世界中の人が参加中♪→ http://opentosyria.tumblr.com/


アムネスティでの翻訳

こんにちは!
アムネスティ事務局で翻訳を担当している、職員の渡嘉敷です。

僕は、たくさんのボランティアの協力を得て、日々アムネスティ国際事務局が配信する記事を翻訳しています。

今回は、同じ記事が世界のアムネスティではどのように翻訳されているのかについて、お話したいと思います。

昨年に行った研修先のモンゴル支部の翻訳スタッフ



◇記事の執筆・発信と翻訳

アムネスティ国際事務局は、世界の津々浦々で起こる様々な人権問題を取り上げ、メディア担当者らが英語で記事を書き、日々5本から多い時には10本近くを、世界に発信しています。
その発信の前に、その英文は、フランス語スペイン語アラビア語に訳され、それらの言語でもほぼ同時にその言語を母語とする支部から発信されます。

英語を含めたこの4つの言語は、いずれも国連の公用語ですね。


この4言語は、いずれも世界の多数の国で使われています。そのため、世界中で活動するアムネスティにとって、この4言語への翻訳は不可欠です。



◇国際事務局の言語リソースセンター(LRC)
これらの翻訳を担当しているのが国際事務局の言語リソースセンター(LRC)です。

フランス語とスペイン語がそれぞれ10人前後、アラビア語は2名の、専任の翻訳者やコーディネーターから構成されています。

多くのスタッフは、アムネスティで10年以上も翻訳を担当するベテランです。


スタッフは外部のフリー翻訳者と連携して、毎日大量の記事をほぼ即日で翻訳しています。

スピードもさることながら、正確な翻訳と適切な用語の選択を大変重視しています。というのも、アムネスティの記事は、特定の国の当局に対して、人権の改善を強く求めることが多いからです。


日常の記事以外に、特定のテーマについて報告書も頻繁に訳しています。

アムネスティは昨年末、「イスラム国」と自称するグループのイラクでのひどい人権侵害を、現地で3カ月、50人近い人たちへの取材をもとにまとめた報告書を発表しました。これらの報告も事実に関わるところは特に、正確に翻訳するように心がけています。


このようにして、国際事務局の言語リソースセンター(LRC)では、総勢25人のスタッフが日夜、スピーディーで質の高い翻訳作業に取り組んでいます!





★★★シリア難民を支援する「#OpenToSyria」キャンペーン!★★★

アムネスティは、世界中でシリア難民の受け入れが進むよう、
国際的なキャンペーンを行っています。

世界での受け入れ状況を調査し、各国政府に働きかけるだ けでなく、
一般社会にも広くこの問題を伝えるため、
イベントの開催や、誰でも気軽に参加できるフォトアクションなどを行っています。

 フォトアクションに参加しよう!
「#OpenToSyria」キャンペーンでは、写真で気持ちを伝えていきます。
 苦しんでいるシリア難民の人たちに、応援の想いを込めて写真を撮って送って下さい!

 世界中の人が参加中♪→ http://opentosyria.tumblr.com/



2015/05/01

インターンを始めて~ナワビ編~

はじめまして、こんにちは!
4月より渉外担当のインターンをしております、Annaと申します。
父親がアフガニスタン人、母親が日本人、ドイツと日本育ちのハーフです。
ルーツがどこなのか分からない、どこにいてもその社会に属せない感じが子供時代はとても嫌でしたが、このバックボーンは私により広い視野を与えてくれたと、今では感謝しています。


7年間ほど東京を中心に主にファッション関係の仕事をした後、20代最後の挑戦をしたいと思い、この世界に飛び込みました。
ファッションの世界に限らず、私たち先進国の人間は今途方もない消費社会に生きています。
次々と産み出される美しい商品、信じられないほど安価な商品、その裏に潜むたくさんの犠牲。
これらの商品を私たちは本当に必要としているのでしょうか?
ほんとうにやりたいことなのかも分からず仕事をし、お金を稼いで美しい洋服や装飾品で心を満たす、、、何年もそんな生活を送ってきました。


本来人間はもっとシンプルでいいと思うんです。たくさんの物に囲まれる必要もないし、所有できるものなんて実は元々なにもない。
ほんとうにシンプルに考えてみたとき、あなたの心を満たすものってなんですか?


私が出した答えは、自分一人では幸せになれない、という事でした。
誰かの幸せを願って行動する、これは人間に本来備わっている一番素敵な「本能」なんじゃないかな、と思います。
それを許してくれないこの雑然とした社会に生きていると忘れてしまいそうになりますが、それがなかったら今人類は地球上に存在すらしてないんじゃないかと思うんです。
権力、支配欲、自己顕示欲、、、
これらは皆「恐怖」からくる感情です。「恐怖」が引き金となって様々な社会問題が起きます。
だけどシンプルに自分の心に向き合ってみたとき、本来恐怖を感じる必要なんてどこにもないと思うんです。


アムネスティは主にアドボカシー(政策提言)を行っているNPOです。なかなか外からは分かりづらい活動だと思いますが、「問題提起する」「人の意識を変えていく」ことって一番重要なことじゃないかと思います。
「意識が変わる」ことによって一人一人の行動が変わって、世界が少しずつ良くなっていく。どんな時代も大きな波や風潮を作り出してきたのは一人一人の「意識」だと思います。


アムネスティは、私にとってずっと身近なNPO団体でしたが、積極的に活動に関わっていく日が来るとは正直思っていませんでした。
だけどインターンとして入ってわずか数日で、スタッフの皆さんの事が大好きになりました。
尊敬できる素敵な大人が周りに何人もいるって、とても恵まれた環境だと思います^^
この環境を無駄にしないように、半年間しっかり勉強したいと思います。
よろしくお願いいたします!




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★あなたもアムネスティの活動に参加してみませんか? 東京事務局では、現在キャンペーン担当、コミュニケーション(編集)担当インターンを募集中です♪★

今、世界のどこで、どんな人権問題が起こっているのか。どのような改善が必要なのか。アムネスティの活動を通じ、同じ志を持つ他のインターンと日々刺激し 合いながら、一緒に学びませんか?将来NGOで働きたい方、スキルを活かしたい方など、たくさんの方のご応募をお待ちしています。



▽ ご応募・詳細はこちら




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