2016/03/09

若林事務局長の講演会にて待ち受けていた ピンチとチャンス

みなさん、こんにちは!インターンの山口です。
3月2日(水)に、大和市立南林間中学校における若林事務局長の講演会にご一緒させて頂きました。

講演のタイトルは、「一人では生きていけない日本、さて君はどうする!」 

講演会の様子

講演会の舞台裏を知りたい。生徒はどのようなことに驚き、楽しみ、そして感心するのか知りたい。そんな思いが参加する動機でした。

当日、講演会を聞くだけなので安心しきっていた私を待っていたのは、若林事務局長のこんな一言でした。


「山口君も みんなの前で喋ってみるかい?」


との一言・・・講演開始5分前のことです。
時が止まりました。


しかし、目の前にあるチャンスは全て掴みに行くと心に決めて始めたインターン。ここで断ったらきっと後悔すると思い、挑戦することにしました。 

その後のことはあまり覚えていません。虚勢で作り上げたこの勇気は“想像通り”に脆く、手の震えと喉の渇きを止めることが出来ませんでした。

約300名を目の前にしたスピーチ。 

いざ話し始めると、“想像とは裏腹”に、自分の目が輝いていたことを目の前にいる生徒の目を通して感じることが出来ました。

「自己紹介」、「アムネスティとは何か」、「学校に通えないシエラレオネの女の子達」、について話しました。 

たった5分のスピーチではありましたが、私にとってそれは宝物となりました。ダメ元で受けたインターン面接と試験の後、このような貴重な経験が出来ていることを嬉しく思います。 


そして、若林事務局長は、講演会の中で、国際社会の現状を正確に捉えつつも、簡単な言葉で

「児童労働」、「難民問題」、「中学生の身の回りにある人権」について話し、中学生達に、

 「あなたにも今できることがある」 

そのことを子ども達に笑顔で語りかけていました。

笑顔で話しかける若林事務局長

中学生は、よくも悪くも、正直です。つまらないものに対してすぐに興味を失い、話を聞かなくなるものです。

しかし、南林間中学校の生徒達は終始集中しており、世界で学校に通えない子どもたちがたくさんいることに特に声を上げて驚いていました。

 講演後、生徒からは、「人権を守るために出来ることは何か」、「アムネスティの活動経費はどのように出ているのか」、「アムネスティで働くためには、どうすればいいのか」、等、とても積極的な質問がたくさん上がり、人権問題やアムネスティ自身について強く興味を持っているようでした。



 この講演会を通じて、“私たち大人がすべき課題”が少し見えたような気がしました。

 それは、 

「将来の国際社会を担う人材を育てるために、わかりやすく楽しく、子ども達に世界で起きている現状を伝え、興味を持ってもらうこと。」 

若林事務局長の講演する姿を遠くで見ながら、感じました。

また、今日もインターンとして頑張っていきます!!!



山口



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オンライン署名にご参加ください!
学校へ行きたいと願うすべての少女たちのために。

★アクションに参加しよう!
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/sIerraleone_201511.html


エボラ出血熱の流行で閉鎖されていた学校が再開する目前の2015年4月、
シエラレオネ政府は「無垢な生徒たちに悪影響だ」として、
妊娠した少女たちの通学を禁止しました。
また、彼女たちが高校や大学への進学、就職に必要な試験を受けてはならないと発表しました。

この通学禁止措置によって、3,000人以上の少女が教育の機会を奪われると言われています。
さらに学校では、妊娠を調べるために、生徒たちが屈辱的な検査を強いられています。

禁止措置を撤回し、学校へ屈辱的な妊娠検査の中止を指示するよう、
シエラレオネの大統領に要請してください。

アクションに参加しよう!
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/sIerraleone_201511.html


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