2015/08/31

ユース復活物語 その1

はじめまして! アムネスティ・ユースネットワーク担当ボランティアのルミです。
今週から3回にわたって、「ユース復活物語」をお届けします!


 ――かつてのCGN,そして復活への道―― 

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~私が学生だった頃~

15年ほど前のアムネスティには、いくつもの学生グループがありました。
早稲田大学G、立教大学G、明治学院大学G、国際基督教大学G、筑波大学G・・・
遠くは新潟大学G、香川大学Gもありました。

普段はそれぞれの大学でサークルとして活動しながら、時々都内で集まり、
横の繋がり―――キャンパス・グループ・ネットワーク(CGN)も活発だったのです。



2001年、箱根でCGN合同合宿。芦ノ湖の遊覧船にて。

毎年春には総会を手伝い、秋には、各大学の学園祭でイベントを行いました。
ジャーナリストの故筑紫哲也さんの講演会を開いたグループもありました。
海外の支部に協力してもらい、スタディ・ツアーに行ったりもしました。


また、拷問廃止キャンペーンの一環として、
拷問被害者のためのリハビリ施設に、日本支部で集めた寄付を届けに行ったこともありました。


2001年、ネパール・拷問被害者のためのリハビリ施設


壁には、被害者の証言をもとに描かれたイラストが貼られていました。

2001年、ネパール・拷問被害者のためのリハビリ施設


大学の枠を超えて、「アムネスティ」を通じて出会い、ひろがっていくユースの
本当に楽しくて、 私にとって一生モノの財産となった時間でした。

ネパールの首都・カトマンズにて



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時は流れ、一時期アムネスティを離れていた私も、社会人としてようやく落ち着いた頃、
久しぶりにアムネスティ日本をのぞいてみると・・・


な、 な、 なんと、

学生グループが


一つ残らず
なくなっているではありませんか!!!



時代の変化とともに、学生のライフスタイルも変わり、やむを得ない事情があったのでしょう。

しかし、一つも残っていないなんて!!
これはとてもショックでした・・・


もちろん、日本支部にユースが必要と考えている人はたくさんいました。
ユースを復活させたい!! (皆の願い)
しかし、やり方を工夫しなければ、また二の舞になってしまうかも・・・ 
安定して、活動を継続できるようするためには、何が必要?? (皆 考え中)


こうしている今も、海外の支部では、ユースが活発に活動しています。
日本にも、人権問題に興味関心のある若者、活動の場を探している若者は、きっといるはず!

何とかして、今の日本のユース世代にも、あの 楽しかった ユースのを提供したい!


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そうしてたどり着いたのが、毎月第二土曜日の「入門セミナー」との同日開催(案) でした。
様々な方に相談に乗って頂きながら、「ユース・ネット復活プロジェクト(仮)」を作成。
2015年4月、事務局に企画書を提出しました。

はたして、判定は・・・・?? (ドキドキ)。 




「このまま、すすめてください」





やったー!! ゴーサインが出ましたー!(^o^)/

そうと決まれば善は急げ!! 第1回ミーティングは2015年5月16日(土)に決まり、
すぐにアムネスティ日本のHP、facebook、メールマガジン等など、各方面に告知を載せてもらい、若い人が多く集まるカフェ&バーでもチラシを配ってもらいました。
「準備のため、事前予約をお願いしていますが、当日飛び入り参加も大歓迎!」

が、事前予約は、




ゼロ・・・・・


・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



誰も来なかったらどうしよう!?


(不安のあまり、本当に気分が悪くなってきた ><;|||



事前予約ゼロのまま迎えた運命の日。はたして・・・・・・

一人の若者が、現れたのです!!




(第2回に続く!)


アムネスティ・ユース・ネット 次回のミーティングは9月12日(土)16時~です♪

詳しくは、こちら




★★★”スカートをはいて、むち打ちの刑 !?” オンラインアクション★★★


スーダンで女子学生10人が警察に逮捕、起訴されました。みな17歳から23歳で、拘束時、スカートやズボンを身に着けていました。彼女たちが問われているのは、「ふしだらな服装」をした罪です。
スーダンでは道徳警察が「ふしだらな服装」だと見なした人を誰でも逮捕することができ、違反者へは40回のむち打ちや罰金が科せられます。
この法律によって、毎年何万という人が逮捕されています。そのほとんどが、女性です。
女子学生たちの起訴を取り下げ、刑法152条を廃止するよう、今すぐスーダンの大統領と法務大臣に要請してください。
http://bit.ly/1MM2mcw

2015/08/21

インターンを始めて~萩原編~

はじめまして。6月から活動担当インターンをしている、萩原弥紗(ハギワラミサ)です。
今年の春に大学を卒業し、現在はアムネスティでイベントの企画・運営、人権侵害に関する文書の翻訳などをしています。こちらでお世話になりながら、進路を模索中です!
今回は、私がアムネスティでインターンをするきっかけとなったこと活動の良いところについて書きたいと思います。
伊勢神宮にて。包容力のある木でした!


大学では文化人類学を専攻していました。
卒業論文では、シリア内戦から生まれた、詩・歌をテーマに書きました。
内戦が始まってから、シリアの人々の中には、自分たちの戦争に関する思いを、詩や歌にして表現している人たちがいます。
論文では、そのような人々の詩・歌を考察したり、実際に作者にインタビュー(メールなどで)を行いました。
このようにして彼・彼女たちから、「生の声」を知り、言葉を受け止めることによって、内戦に「他人事」から一歩近づき、おなじ人間として関心を寄せたいと思いました。


シリアの人達は、
「シリアには自由がない」
「自由を手に入れるのはとても厳しい道のりだ」
と言いました。
これをきっかけに私の中には「人間にとって、自由ってなんだろう?」「人権とはなんだろう?」という、大きな疑問が浮かびました。
私自身、今までほとんど意識することのなかった「自由」そして「人権」。当たり前のように自分に備わっているものだと感じていたから、考えることはなかったのだと思います。
でも、自分にとって「当たり前」のものは、本当にいつまでも存在するもの?世界で「自由」「人権」は、どんな状況にあるの?
――この「?」と向き合いたい。自由や人権について考えたいと思い、アムネスティのインターンに入りました。
そして現在も、この「?」を抱きながら、多くの人権問題と向き合っています。


アムネスティの活動では、学べることがたくさんあります。
私が思うポイントは三つです。
第一に、普段の生活ではなかなか知りえない各国の人権問題を知ることで、社会を見る視野が広がります!
第二に、翻訳などで英語を使うため、語学力が向上します!
そして何よりのポイントは……多くの人との出会いがあり、それが自分の人生の力になることです!
たとえば国内外のアムネスティ職員の方、主催する講演のゲストの方など、多様な背景を持つ方々と近く関わり話す機会があります。お話するたびに「いろんな生き方があって、王道なんてないんだなあ」と感じ、この経験は、これから自分の進路を選ぶのに活きてくると思います。

様々な人と関わりたい、世界の人権状況に興味がある!という方にとって、アムネスティのインターンはとても貴重な機会です。
この機会をいただいたことに感謝しながら、しっかり活動したいと思います。よろしくお願いします。



★★★”ロマの子どもたちに未来を!” オンラインアクション★★★


「違う民族だから」それだけの理由で、チェコに住むロマの子どもたちは他の子たちと同じような普通の教育を受けることができません。
障がいの有無に関わらず、軽度の知的障がいを持つ子どもたちと同じ学校に通わされたり、ロマだけの学校に入れられたりしています。
このような教育差別は、子どもたちの将来の可能性を奪い、ひいては貧困の連鎖にもつながっています。
現在、アムネスティでは、チェコに住むロマの子どもたちのために、オンラインアクションを行っています。
ロマの子どもたちの未来のため、教育差別はやめるよう、チェコ政府にあなたの声を届けてください。