4月22日の「アースデー」は、地球が抱えるさまざまな問題について知ってもらい、一人ひとりに行動をとってもらおうと、アメリカの議員が1970年に宣言して、誕生した日です。
以来、アースデーでは、環境団体だけでなく「人と生物、地球、人と人とのコミュニケーション問題」に取り組む団体が、地球問題の関心を高めるための多彩なイベントを世界各地で行っています。
今年、東京でもアースデーを祝したイベントが代々木公園で開催され、アムネスティも日々の活動を紹介するためにブースを出展しました。
今回は、アフリカ・コンゴ民主共和国での採掘にまつわる人権問題を伝え、状況改善に向けた署名や写真アクションを実施しました。
私たちが日々利用しているスマートフォンには、コバルトというレアメタルが使われています。その大半はコンゴで産出されていますが、このコバルトを採掘するために、多くの労働者たちが、死亡事故が頻出するような危険な鉱山で働かされています。中には子どもたちもいます。
1日12時間も働き、子どもたちが貰える賃金はたったの100円~200円です。コンゴ産のコバルトは、複雑な調達過程を経て、日本も含め世界中の企業に提供されています。
現在、アムネスティは、世界中で署名を集めています。生産過程で人権侵害がないよう、各国政府が企業に対してきちんと指導するよう求めています。また、この問題にきちんと目を向けるよう、各企業に写真でメッセージを届けています。
私も「少しでも力になりたい」と思い、「アースデー」の参加者に、アムネスティの一員としてこの問題を一人ひとりに説明し、署名や写真アクションへの参加を呼びかけました。
この活動は想像以上に大変でその難しさを痛感しましたが、同時にとても有意義な時間を過ごすことができました。
アクションに参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
★署名は今もオンラインで集めています★
下記URLから参加できますので、
賛同いただける方は、是非ともご協力ください!
「スマートフォンの陰に児童労働!?企業はきちんと責任を持って!」