2016/02/26

インターンをはじめて~山口編~


こんにちは。今月からインターンをはじめました、山口貴裕と申します。


「私に出来ることは何か?」




 国際平和に貢献したい・・・そんな抽象的で漠然とした夢を抱き、前進し続けてきた私にとって、避けることの出来なかった問いです。
 その答えを模索するために、キャンペーン担当のインターンとして、現在は主に翻訳業務に携わっています。


 当初、翻訳は機械的な作業と思っていましたが、実は奥が深いものでした。

~執筆者の方の気持ち・内容の背景を調査し、適切な言葉で言い換えていく。
~読者にとって心に残るような言葉を選ぶ。
~報告されてくる記事の中にある人権侵害による苦しみに寄り添い翻訳する。 

このような翻訳業務は、機械では不可能であり、人間にしかできない業務なのだな、と感じました。 


まだまだ駆け出しで未熟者ですが、このインターン業務を通して、私にしかできない翻訳を習得し、いつかきっと・・・

「私に出来ることは、国際平和に貢献するための翻訳活動です!」

と胸を張って言える日まで日々前進し、私の手がけた翻訳が数多くの人の目に触れ、その方々がまた、国際平和への力となっていく…
そんな繋がりを私から発信できるような人材になるべく邁進していきたいです。 職員の皆様に温かく見守られながら、翻訳活動だけでなく、様々な業務に当たらせてもらっています!!

ニューオーリーンズ:カトリーナ後の復興活動出発前

山口






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オンライン署名にご参加ください!
         命をかけて女性のために闘うアフガニスタンの女性活動家を守って!
★アクションに参加しよう!★

アフガニスタンでは、女性を暴力から守り、女性の権利を保障することは、文字通り命がけの仕事です。
その活動ゆえに脅迫され、殺されてしまう人たちが数多くいます。
そして、脅迫や襲撃の件数は、ここ1~2年で増えつつあります。

アフガニスタンの大統領に、女性の人権活動家を保護する対策をさらに強化し、
襲撃や暗殺に対する徹底した調査を求めてください。
★アクションに参加しよう!★

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世界は、安全になっているのか。 「無関心」は、人権侵害の最大の「敵」!


こんにちは。アムネスティ日本 事務局長の若林です。

 2月24日、アムネスティ・レポート2015年が発表されました。世界の人権状況は大変なことになっています。多くの国(政府)が人権侵害の加害者となって、国際法のみならず、自国の法律さえ無視し、国連を中心とする人権保障の枠組みは崩壊の危機に瀕しています。

人権レポートがイギリスのアムネスティ国際事務局で発表された。

 それでは世界の治安や人権状況は、以前と比べてより深刻になっているのでしょうか。先日、国連のアドバイザーでもある専門家は、「世界はより安全になっている。10年前なら世界中で知られなかったことが、今日では、携帯電話やSNSが普及し、瞬時に情報が世界に伝わり、大変になっているイメージを与えているだけだ」と。

 確かにスマホで、毎日、日替わりメニューのように次から次へと、ライブ感あふれる新たな映像ニュースを目にします。しかし世界は安全になっていると言われても、何に対してより安全になっているのか比較の対象がありません。

国際事務局につめかけた報道陣

 実際に目にするニュースを通じて世界を「透視」することは、人間として自然な思考であり、重要なことは、量的な比較ではなく、目の前で起きていることは事実だということです。 実際に、レポートで報告されているように、アムネスティの調査では、少なくとも6000万人以上の人が自分の家を追われている、少なくとも113カ国で、表現の自由、報道の自由が脅かされている、少なくとも36カ国で武装グループが人権侵害を行っているといった事実を知る限り、世界は安全になっているとは言いがたいと思います。 

トルコからヨーロッパへと海を渡る難民

 大切なことは、知った情報をもとに、どう行動するかです。ただ指をくわえて何もしないのであれば、せっかくの貴重な情報が死んでしまいます。今、問われているのは、国際機関や政府、そして我々人ひとりが、出来ることをそれぞれの立場で行動することです。「無関心」は、人権侵害の最大の敵です。



若林


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アムネスティの最新情報はこちら

▽アムネスティ・インターナショナル日本 公式WEBサイト
http://www.amnesty.or.jp/

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2016/02/23

ウェブサイトを支えるボランティア「ウェブチーム」

ブログ、Facebook、Twitter、Instagram、Line、g+、Linkedin、Youtube、Tumblr、Ustream...。 さまざまなオンラインメディアに押しつぶされそうな、ウェブ担当の青木です。 

今日は、アムネスティのオンラインメディアを陰でささえているボランティアスタッフを、頼まれてもいないのに紹介したいと思います。 

アムネスティ日本のWEBサイトは、国際本部から届くニュース緊急行動(UA)を中心に、ボランティアが毎日更新してくださっています。また、更新のみならず、ウェブサイトのセキュリティやプログラムの更新などにも力を貸してくださっているのが陰の力持ち、「ウェブチーム」と呼ばれるボランティアメンバーです!

 メンバーは、FさんIさんHさんの3名。 いつも、すみません。
あ、つい謝ってしまいました。日頃の仕事ぶりがばれますね。ドキドキ。

そして、いつも、ありがとうございます! 


■Fさん

プログラマーで、とても長い間、アムネスティのウェブサイト全般を管理して下さっています。天然な私にはとても手厳しいですが、自虐がとてもお茶目なFさん。システム関連で困った時には、真っ先に手を差し伸べてくれる、とても頼りになる存在です! 3本に1本はメールがスルーされる感じ。(しくしく)

Fさん(写真は私の妄想です)

Iさん

現在は九州にお住いで、主に緊急行動(UAの込み入った登録を担当してくださっています。世界中から届けられる緊急行動(UA)の更新は、本当に数が多く、また、英文のサンプルレターがダウンロードできるようになっているなど、細かい登録と気遣いが必要です。加えて、内容の校正などもしてくださっていて、頼りになる兄貴的な存在がIさんです!
Iさん(写真は私の妄想です)

Hさん

ウェブチームの中で唯一の女性で、頼りになる姉さん的な存在のHさん。主に、毎日配信されるニュースリリースを更新してくださっています。ご旅行などで作業ができない時は、事前にご連絡をくださるなどのお心遣いをしてくださる、とても暖かい方です。いつもお世話になっているので、とても身近に感じているのですが、実は一度しかお会いしたことがないんですよね。また、お会いしたいです~。

Hさん(写真は私の妄想です)



以上、簡単ですが、頼まれてもいないのに、ウェブチームの紹介をさせていただきました!

最後に、アムネスティのオンラインメディアをざっとご紹介。
お気に入りへの登録や、フォローをどうぞよろしくお願いいたします!

WEBサイト

Facebook

Twitter

Instagram

Youtube

Ustream

▽ハフィントンポスト アムネスティ日本のブログ




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オンライン署名にご参加ください!
         命をかけて女性のために闘うアフガニスタンの女性活動家を守りたい。をかけて女性のために闘うアフガニスタンの女性活動家を守って!
★アクションに参加しよう!
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/afghan_201511.html


アフガニスタンでは、女性を暴力から守り、女性の権利を保障することは、文字通り命がけの仕事です。
その活動ゆえに脅迫され、殺されてしまう人たちが数多くいます。
そして、脅迫や襲撃の件数は、ここ1~2年で増えつつあります。

アフガニスタンの大統領に、女性の人権活動家を保護する対策をさらに強化し、
襲撃や暗殺に対する徹底した調査を求めてください。

アクションに参加しよう!
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/afghan_201511.html


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2016/02/15

インターンを終えて ~真理矢編~


こんにちは。
インターンの真理矢です。

年を越して、もうが満開の季節になってきましたが、私のインターン生活はこれで終わりを告げました。

長かったような短かったような、とても不思議な感覚です。事務所に来てUA(緊急行動)を要約して、今日は~と担当職員から与えられた課題と向き合う毎日が当たり前のようになって、職員の皆さんも家族のようで、来週からはどうするかと、未来に対する不安を若干感じます(笑)。

色々ありました。外部のイベントに参加したり、事務所でのイベントを準備したり、動画やリーフレットを作ったり、情報を収集したり、翻訳したり、折り紙をやったり…本当に色々です。アフリカの島を消してしまうこと(アフリカの地図を作っていて、いくつかの島を塗りつぶしてしまいました…)や聖人を切ること(聖人の絵が描かれた郵便ハンコのある封筒を切らなければなりませんでした)は普通の毎日ではなかなか出来ない作業でした。

印象に残ったのは、小中高校生に人権のことを何回かお話しする機会がありましたが、それに対するお礼のお手紙の中に、私が伝えようとした「人間はみんな同じだ」という考えがちゃんと伝わったと記されていたことでした。

文化や言語、育った環境や肌の色が違っていても、同じ骨の数を持ち、同じことで悩み、同じく生まれていずれは死んでしまいます。世界には国境があっても、心には国境がないです。それを子どもの時から理解して、実感すれば、世の中が変わるのではないかと、期待しております。


私の活動で何が記憶に残るでしょうか。作って糸でつなげた大量の折り鶴、大量の葉書、イラストレーターの苦難、何回も修正した動画…何でしょう。

意味もないように見えるとても細かい作業から、目の前で直ぐに結果が見える作業まで、実はすべて大きな意味を持つと分かりました。職員、インターン、ボランティア、テレマン、受付の方、このブログの記事を読んでいるあなた、私たちみんなはアムネスティの活動に貢献することで、世界中に起こる人権侵害を阻止し、人の尊厳を守ることに貢献しているのです。

この貴重な経験とアムネスティに関わった誇りを以って、この世をもっと幸せなものに変えるために、これからも頑張りたいと思います。

皆さんも、頑張ってください!



真理矢