2014/10/02

オリーブで国際協力を!!

こんにちは!アムネスティ日本、販売担当の西川です!

アムネスティ日本のオンラインショップでは、世界中から取り寄せた、フェアトレード商品などの様々な商品を購入することができます。

ここで少し、今季の一押し商品を紹介します。

まずはペルー製のフェアトレード商品、ニットスヌード!これからの季節にぴったりです。

  


また、9ヵ国語のメッセージの入ったクリスマスカードは18種類の取り揃え!とってもかわいらしいイラストばかりです。





その他にも、フィリピン製のアムネスティ・オリジナルカレンダーやフランス製のシアバターなど、
たくさんの商品を扱っています。



そして今日は、そんな多彩な商品の中でも
一番人気!! の、

オリーブオイル

のお話をします。











「どこで作っているの?」

アムネスティで扱っているオリーブオイルは、パレスチナ北部のガリラヤ地方1948年からイスラエル)を中心に活動する、「シンディアナ」という生産者団体がつくっています。

国内外に高品質なオイルを生産・販売する事で有名なんです。

この団体は、

・パレスチナ農家がオリーブ栽培を発展させる事
・生産意欲と収入を高めること
・女性の仕事を作る事

を活動目的にしています。

ちなみに「シンディアナ」では、ユダヤ系イスラエル人もイスラエル国籍のパレスチナ人も、共に運営スタッフとして働いています。



「どうやって作っているの?」

農薬も化学肥料も使っていない畑で、地元種スーリのオリーブだけを一粒々手摘みしています。
こうして丁寧に摘まれたオリーブは、すぐに工場に運ばれ、低温圧搾でオイルになります。

農家ごとにオリーブオイルにし、ブレンドはしません。
また圧搾後も一切の混ぜ物もしていません。
一般のオリーブオイルは、オリーブを搾るとオリーブの成分(タンパク質)が白く見えることを嫌い、透明感を出すために、フィルターでろ過をしています。
ですが、このオイルは風味と微量成分などの栄養を残すために、ノンフィルターで細かい搾りカスが沈殿するまで、数か月間タンクで休ませてから出荷しています。



「パレスチナの経済状況は?」

イスラエル建国前後から、継続的に土地の没収が続き(特に農地)水の利用も
制限されており、パレスチナの農家は十分な収益を上げることができません。

一方、ユダヤ人農家はインフラ整備や助成金などの、政府からの手厚い保護を受けています。

こうした格差のために、パレスチナ人労働者は、イスラエルで低賃金での肉体労働を続けるしかありませんでした。

しかし1990年以降、イスラエルの工場が、労働コストの安い海外に次々と移転を開始。
また、イスラエル政府は国内の外国人労働者を増やす一方で、ガザ地区やヨルダン川西岸地区でパレスチナ人労働者の数を厳しく制限しました。

これにより、イスラエル内で雇用を奪われたパレスチナ人が急増し、失業率も高くなってしまいました。

さらにパレスチナでは、イスラエルの通貨(シェケル)が日常的に使われ、物価は欧米などの先進国と変わらないため、現地の人びとの生活は、非常に厳しい状況です。


アムネスティ日本で販売しているこのオリーブオイルには、こんな背景があるのです。


今回こうしたお話をみなさんに紹介することで、少しでもパレスチナの人の支えになればと思っております。

オンラインショップでは、オリーブオイルはもちろん、多彩な商品を取り揃えております。
是非チェックしてみてください!




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